ヨガの基礎知識

これからヨガを始める方に、ヨガとはどのようなものなのかを詳しくわかりやすく解説ていきます。

ヨガのモチベーションを維持する
ヨガは一時期日本中で大きなブームになりましたが、それから現在まで数年が経ちヨガ人口も落ち着いてきたのではないでしょうか。ブームのときは毎日ヨガをテレビで放送していましたが最近ではなかなか目にする機会もありません。そんな中本当にヨガず好きでも毎日の仕事や生活の雑務に負われてヨガから遠ざかってしまった方も多いのではないでしょうか。

ヨガの効果
ヨガの効果はダイエットや健康といった体への影響はもちろん、心を落ち着かせる効果もあります。 ヨガでは心と体は一体になっていて、どちらも影響しあっていると考えています。

ポーズ(アーサナ)と呼吸法(プラーナ・ヤーマ)で心と体が健康になる

ヨガの効果ヨガと言えばとても柔らかい体でポーズをとったりする場面を想像するでしょう。比較的簡単なポーズも多数あり、ヨガを始める方のほとんどがアシュタンガ・ヨガやパワー・ヨガなどのダイナミックな動きが特徴のフィットネス系を選ぶと思います。 このポーズには、筋肉を使うことで代謝が促進されるほか、骨に負担がかかり丈夫にする効果や柔軟性を養う効果もあります。 特に新陳代謝が良くなるのでダイエット効果は高く、ランニングなどの有酸素運動のように黙々と続けるのとは別の楽しみもありますよね。 ヨガを始めてみると気づくのが呼吸の大切さです。ポーズをとるだけでなく、しっかりと呼吸を整えることが大切です。この呼吸法(プラーナ・ヤーマ)は生理的にも精神的にも安定をさせるもので、ストレスや病気にも効果をもたらします。 これらのポーズと呼吸を同時に行うことで心と体はひとつになり、徐々に健全な方向へと改善されていきます。瞑想系のヨガだから心に特に効くというわけではなく、心と体は非常に結びつきが強く、フィットネス系のヨガもしっかりと行えばとても効果的であるということです。

ヨガのよくある質問
まだヨガをやったことがない方、これから初めてみたいという方から寄せられるよくある質問をまとめてみました。

ヨガやりはじめたけど...

ヨガを始めてみたけど、毎日は忙しくて無理...、という方、別に毎日ヨガを行う必要はありませんよ。できれば毎日行うことをお薦めしますが、自分が無理をしない程度に、週2-3回程度やっていけば自然とヨガをすることが普通になってくるはず。  本来、やらなければいけないというものではないので、自然と体がヨガの方向に向いてくるものです。無理せず楽しくヨガをやっていきましょう。

ヨガのダイエット効果って...

また、ダイエット効果がすぐに出ない、などと嘆いている方、普通のダイエットだってそんなにすぐに効果はあらわれませんよ。 無理して断食するのであれば別ですが、ヨガは体の内部から浄化していくものです。 ヨガのポーズや動きなどで基礎代謝が上がったり、体内をキレイにしていく、この少しずつの変化が体にも心にも現れてきます。 ヨガでダイエットについての詳細はこちらのページでも解説しています。

ヨガをする時間帯ってある?

ヨガを行う時間帯はできれば朝がいいでしょう。フィットネスにしても言えることですが、朝のトレーニングのほうが交感神経が刺激され、エネルギーレベルが高まります。 清々しい朝をヨガから始める、こんな生活が理想でしょう。

体が硬いけどヨガ続けられるかな?

ヨガは体を柔らかくするだけのものではありません。呼吸や瞑想など様々な要素が組み合わさり、体と心を高めていきます。 体だけが柔らかくてもよくないのですね。少しずつ体が慣れてくるうちに、呼吸なども慣れていき、全体を通して少しずつですがヨガと一体になっていきます。 ただ柔らかくならなきゃ、ではなく、自分のペースでヨガを楽しみましょう。

ベジタリアンが多いって聞くけど...

ヨガをやっているからといってベジタリアンになる必要はありません。ただ、ヨガをやる前にはできるだけ食事はしないほうがいいでしょう。 体をひねったりかがめたり伸ばしたり、内臓部分も刺激するポーズや動きがあるのでそこは注意しておきましょう。  ヨガをやっていると自然と肉を食べたくなくなるとよく聞きますが、それはあなたの自由です。肉が食べたければ食べてもいいし、野菜中心のほうがヨガと生活していく上で快適だと思えばそうすればいい。 要は自分の体のことをよく理解して食べ物も食べていけばいいのです。

柔軟体操とヨガの違い
今流行のヨガだけど、柔軟とどうちがうの?という人も多いと思います。 パッと見ただけでは柔軟体操でも対応できそうですが、ヨガには呼吸や無理な体勢をとることがあり、柔軟とは違った効果をもたらしてくれます。 まずしっかりと呼吸を整えて呼吸とともに体を伸ばしていき、さらにただの柔軟とは違いポーズをとって静止します。ここで筋を伸ばすだけでなく筋肉を刺激して体のラインもきれいにしていきます。 そして柔軟とは違い、ヨガの種類によってはスポーツ感覚と同じように様々なポーズができるようになっていき、自分の上達を体を動かすことによって確認できるところが楽しい部分でもあります。 ヨガに瞑想や難しい呼吸や食事までこだわりすぎずに、気軽に始めてみてその楽しさを実感してみてください。柔軟と同じようにスッキリした感覚も感じられて疲れもとれますし、さらに運動量も柔軟よりもあるので、やはりダイエット効果も期待できますよ。

ヨガでダイエット?
最近ではダイエットにヨガがいい、なんてよく耳にしますよね。 ヨガがなぜダイエットに向いているのか、本当にやせるのか?これについて考えてみましょう。 ヨガにはみなさんが知っている通り、様々なポーズがあります。ポーズをとって、そのまま静止したり、流していったり。 このポーズが重要なのです。 ウォーキングなどの有酸素運動も脂肪燃焼にはいいと思いますが、ヨガのポーズや動きには、普通の生活では使わない動作が多数あり、それらをゆっくりと行うことによって、普段使わない部位の筋肉がついていきます。その筋肉によって、普通の生活で脂肪が燃焼しにくい部分も燃焼し、スリムな体型になっていくのです。 筋肉には遅筋と速筋の2種類に別けることができ、遅筋は筋持久力、速筋は瞬発的な筋力に使われています。主に脂肪をエネルギーとして使うのは遅筋で、速筋はブドウ糖などからエネルギーを使います。 つまり痩せるためには遅筋を鍛えればよい、ということがわかります。ダンベル体操などの軽い重量でのトレーニングは遅筋が主に鍛えられます。逆に速筋は重い重量での少ない回数のトレーニングによって鍛えられます。 つまりヨガで厳しい姿勢をキープするような、自分の体だけを使った体勢維持などはこの遅筋が刺激され、鍛えられているのです。 さらにヨガにはとても大切な呼吸法があり、動作とセットで呼吸を行います。これがさらにヨガを有酸素運動としての脂肪燃焼として助けていると言えます。 ヨガなどは食事制限、過度の運動などとは違います。すぐに効果はでてきません。遅筋を十分に使い、同時に呼吸も正しく行い、それを積み重ねていくことによって理想の体型ができあがるのです。 ヨガにはただの「ダイエット」以上に精神的にも肉体的にも影響を及ぼします。自分のペースでコツコツと実践していきましょう。 きっと今までの運動系ダイエットの概念がなくなり、すがすがしいライフスタイルに変わっていくでしょう!

ヨガとは?
ヨガは今から4000年近く前にできたとされていて、ポーズ、呼吸、瞑想を軸にさまざまな種類のヨガが現在行われています。 現在ではフィットネス感覚でダイエットに効くと言われ、全米から日本まで大ブームを巻き起こしていますが、本来は精神的な面と健康面を整えるためのものとして行われてきました。

ヨガは心を安定化させるもの

ヨガとは2500年前、パタンジャリにより、ヨガの古典「ヨーガ・スートラ」が記され、そこには心を鎮めるものである書かれています。 もともとヨガは現在のようなフィットネス感覚で始めるのものではありませんでした。 現在ではダイエットや健康目的が先行していますが、実際は心と体に働きかけるものとしてフィットネス系ヨガもヨガ本来の効果はあるとされています。 ヨガの語源から考えると、そもそもヨガの意味は「失ったバランスを整える」、「調和」などを指します。 心を落ち着かせ、安定した状態に常にいることは難しいため、ヨガという道具を使ってそこへと至るようになりました。

次第に心が落ち着いてくるから不思議

ラージャ・ヨガクンダリニー・ヨガなどのように瞑想が主体のヨガを始める人よりも、ヨガのダイエット効果や健康志向から動きのダイナミックなアシュタンガ・ヨガなどから始める方がほとんどだと思います。 最初はヨガのことを知らないし、運動として軽い気持ちでヨガを始めたものの、少しずつ体が健康になり、心が落ち着いてくると、やはり体と心がひとつになり、両方とも穏やかになっていくから不思議です。 特に現代ではストレス社会にさらされて、心も体も完全に疲れきっています。まずはヨガのアーサナ(ポーズ)で体を動かしストレスを発散し、ヨガに慣れてきた頃になるとストレスも軽減され、ヨガに集中することができます。精神的に意識をヨガに向けられるようになると心も大分落ち着きを見ていることでしょう。

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ヨガ用語辞典